2023.12.15
中学理科 斑状組織と等粒状組織について
こんにちは!
STAR UP長居校の松下です!
前回は火山についてご紹介しましたので、今回は、「斑状組織と等粒状組織」についてご紹介させていただきます。
・斑状組織とは
火山岩を観察すると、異なる組織が見られます。
その中でも「斑状組織」は、マグマが冷え固まる際に結晶が不規則に配置された構造を指します。
これは、マグマが急速に冷えた場合に生じることが多く、結晶がバラバラに配置されるため、個々の鉱物がはっきりと見分けられます。
例えば、玄武岩(げんぶがん)はその代表的な火山岩で、斑状組織が見られます。マグマが地下で冷え固まると、異なる鉱物成分が混ざり
合い、斑点模様ができるのです。地球の深部で熱せられた物質が、冷たい地表で出会って生まれる美しい模様が、私たちに火山の歴史を語
ってくれるのです。
・等粒状組織とは
一方で、「等粒状組織」は、結晶が均等に配置された構造を指します。
これはマグマが比較的ゆっくりと冷えた場合に形成され、結晶が同じ大きさで整然と配置されています。
このような組織は、花崗岩(かこうがん)や閃緑岩(せんりょくがん)などに見られます。
等粒状組織は、マグマの冷却速度が遅いため、結晶がより成長しやすく、均等な構造が生まれます。
火山の深部でじっくりと冷える様子は、まさに地球の時間尺度で考えると驚異的です。
地球が紡ぐ歴史が、岩石の中に刻まれているのです。
・マグマだまりとは
火山が活動する際に、我々が頭に浮かべるのはマグマだまりでしょう。
これは、地下深くでマグマが集まり、圧力がかかることで地表に噴火する現象です。
マグマだまりは、地球の中で巨大なエネルギーが蠢いている証でもあります。
火山の活動は、地球が持つエネルギーが噴出口を見つけ、外部に解放される瞬間です。
火山学者たちは、これらの現象を通して地球の内部構造を解明し、地球の進化を解き明かそうと努力しています。
いかがでしたか
火山に関するキーワードである斑状組織と等粒状組織は、火山岩の中に刻まれた地球の歴史を知る手がかりとも言えます。
火山の深部で起こる化学反応や結晶の成長は、私たちが暮らす地表の営みとは異なり、驚異的なものです。
火山の力強さと美しさは、地球の奥深さを感じさせてくれます。
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