2023.02.24
四分位範囲とは
こんにちは!
STAR UP長居校の松下です!
今回は中学2年のこの時期に習う「四分位範囲」についてご紹介しますね。
この単元は、2021年度から中学校でも全面実施となる新学習指導要領。
数学の統計分野では「資料の活用」が「データの活用」という名称に改められ、もともと高校1年生
で学習していた「四分位範囲」や「箱ひげ図」を中学2年生で学習することになりました。
・四分範囲とは
「四分位範囲」とは、データを4等分した時に真ん中を含む50%のデータの散らばりを表したもの
です。
四分位範囲を求めるには、データを4分割する「四分位数(しぶんいすう)」という3つの値が必
要です。低い値から順に「第1四分位数」「第2四分位数」「第3四分位数」と呼びます。
「第3四分位数−第1四分位数」という引き算で、四分位範囲の値を出すことが出来ます。
・四分位数の求め方
・データ全体の「中央値」(真ん中の値)を求める(=第2四分位数)
・中央値より下のデータの中央値を求める(=第1四分位数)
・ 中央値より上のデータの中央値を求める(=第3四分位数)
中央値は以下のやり方でやってみて下さい。
四分位数の求め方の例(データの個数が奇数)
データを小さい順に並べる → 6 7 8 10 11 14 17
ど真ん中は「10」 → 中央値(第2四分位数)は「10」
下半分の中央値は「7」→第1四分位数は「7」
上半分の中央値は「14」→第3四分位数は「14」
四分位数の求め方の例(データの個数が偶数)
データを小さい順に並べる → 3 6 7 8 10 11 14 17
ど真ん中がない
真ん中の2つは「8」と「10」 → 中央値(第2四分位数)は(8+10)÷2=「9」
下半分(3 6 7 8)の中央値は(6+7)÷2=6.5 →第1四分位数は「6.5」
上半分(10 11 14 17)の中央値は(11+14)÷2=12.5→第3四分位数は「12.5」
いかがでしたか?
実際に問題を解いていって慣れていくことが大事です。
先ずは上のやり方を見ながらでも良いのでやってみて下さいね。
次回は箱ひげ図についてご紹介します。